ブログ運営において、しばしば耳にするのが「3ヵ月経てばアクセスが伸び始める」という言葉です。
このフレーズに希望を抱き、コツコツと記事を積み上げてきた方も多いでしょう。
しかし、いざ自分のブログが3ヵ月経過してみると、「思ったほどアクセスが増えない」「むしろ減っている気がする」といった現実に直面する方も少なくありません。
実際に、筆者が過去に運営していた「サボリィブログ」もまさにそのパターンをたどりました。
今回は、この3ヵ月という節目におけるリアルなアクセス推移を公開するとともに、「なぜ3ヵ月でアクセスが伸びると言われるのか?」という理由や、アクセスが伸びなかった原因をWebマーケターの視点から深掘りしていきます。
月間PV数の推移:サボリィブログの現実
まずは、ブログ開設からこれまでのPV数の変化を見てみましょう。
- 1ヵ月目:1,500PV
- 2ヵ月目:2,000PV
- 3ヵ月目:1,870PV
2ヵ月目には一度PVが伸びたものの、3ヵ月目にはやや減少。
さらに直近1週間(2月20日〜2月27日)のPVは310と、伸び悩む結果となりました。
一見すると失速しているように見えますが、PV数の内訳を詳しく分析してみると、流入元の偏りが明らかになります。
アクセスが伸びなかった2つの主な原因
記事更新の停滞
「3ヵ月経てば自然と検索順位が上がる」と安易に期待してしまい、記事更新の頻度が落ちてしまいました。
実際この時期、SEO・MEO対策の業務案件に集中していたこともあり、ブログの更新が後回しに。
結果として、Googleに新規コンテンツを届ける機会を減らしてしまい、SEO評価も伸びづらくなってしまいました。
トラフィック源の偏り
初期のPV数の多くは、「みんなのブログランキング」からの流入によるものでした。
ランキング上位に入っていた時期は注目度が高く、安定したアクセスが得られていましたが、3ヵ月目に入りランキングが下がったことで流入数も減少。
検索流入に頼らない構造だったため、数字にもろに影響が出たと言えるでしょう。
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note時代から学んだ「3ヵ月・半年の壁」
実はサボリィブログを始める前、筆者は約1年間noteでブログ活動をしていました。
当時も3ヵ月・半年のタイミングで徐々にアクセスが増えてきた経験があります。
特にニッチなキーワードを狙った記事が検索上位(上位5位以内)に入ったことで、自然検索からの流入が安定して増えてきたのを覚えています。
今では数多くのSEO対策の案件をこなしてきたことでサイトをサーチコンソールにインデックスしてから約3ヵ月後と約半年後の2回のタイミングでGoogle検索の制限が無くなると筆者は考えています。
サイトが半年以上経つことは特別な優位性にはならないので、あくまでもGoogle検索の半年間という期限付きの制限が無くなるという考え方を持つことをおすすめします。
アクセスが伸びない本当の理由は「やり方」にある
ブログはただ書けば読まれるものではありません。
キーワード選定・コンテンツ制作・内部対策・外部リンク対策。
これらの基礎が整ってはじめて、検索上位に表示され、アクセスが集まり始めるのです。
理由は、Googleがユーザー第一のコンテンツ作成を目的としたページを上位持ってくるシステムを設計しているためです。
筆者自身も、ブログを始めたばかりのころは「何を書いてもアクセスが来ない」という状態に悩みました。
- SEOの本を読み込み実践
- 有名ブロガーのブログ構造を分析
- 内部対策や外部リンクのアルゴリズムを研究
こうした試行錯誤の積み重ねが、ようやく結果につながったのです。
参考サイト
有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | Documentation | Google for Developers
まとめ
「3ヵ月経てばアクセスが伸びる」という言葉には、誤解を生むリスクがあります。
実際には、3ヵ月・半年でようやくスタートラインに立ったに過ぎません。
その時点でどれだけの準備ができているかが重要です。
キーワード選定・コンテンツ制作・内部対策・外部リンク対策。
これらが整っていなければ、評価の波に乗ることは難しいのです。
ブログは、地道な正しい努力の積み重ねが最も大切と考えています。
以上、ブログ開設から3か月後のPV数の変化についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。