Trello(トレロ)は、プロジェクトや日々の業務を「見える化」して、効率よく管理できるタスク管理ツールです。
カンバン方式と呼ばれる視覚的な管理スタイルが特徴で、個人からチーム、そして企業全体まで幅広く活用されています。
この記事では、Trelloの基本機能から応用的な使い方、無料・有料プランの違いまでを詳しく解説します。
Trelloとは

Trelloは、タスクを「カード」として管理し、それを「リスト」上で移動させることで、進捗状況を一目で把握できるのが最大の特徴です。
まるで付箋紙のような感覚で使える
Trelloの操作感は、物理的な付箋紙をホワイトボードに貼っているような感覚に近く、直感的に使えます。
リストは「未着手」「進行中」「完了」といったフェーズに分けられ、カードをドラッグ&ドロップするだけでステータスを変更可能。
この「視覚的なわかりやすさ」が、チーム全体の進捗把握や情報共有をスムーズにし、無駄なコミュニケーションの削減にもつながります。
クロスプラットフォーム対応
Trelloは、Windows・MacなどのPCはもちろん、iPhoneやAndroidなどスマートフォンにも対応。
どこにいても、いつでも自分やチームのタスク状況を確認・更新できます。
Trelloでできること
Trelloは、以下のような多様な用途に活用できます。
- タスク管理:日々の業務のTODOリストとして
 - プロジェクト管理:複数人で進める案件のステータス管理に
 - スケジュール管理:期限やカレンダーとの連携で時間管理にも対応
 
Trelloの魅力は、「シンプルでありながら柔軟性が高い」点です。
業種や役職を問わず、ユーザーの使い方次第で自在にカスタマイズできます。
Trelloのメリット
誰でもすぐに使える直感的なUI
Trelloは初めての人でも数分で使い始められる操作性が魅力。
ボードを作成し、リストを追加し、カードを並べていくだけで、プロジェクトの全体像を簡単に構築できます。
チームでの情報共有が容易
ボードを共有すれば、複数人でタスクの進捗状況を常に確認できます。
担当者の割り当てやコメント機能で、やり取りもスムーズです。
カスタマイズ性の高い拡張機能
Trelloは多くの外部アプリ(Slack、Google Drive、Gmail、Notionなど)と連携可能。
さらに「Power-Up(パワーアップ)」という拡張機能を使えば、機能を自由に追加できます。
Trelloの主な機能
基本機能
| 機能名 | 概要 | 
|---|---|
| ラベル | タスクの分類・優先度を色分けで可視化 | 
| 期限設定 | 各タスクに締切日を設定し、通知も可能 | 
| チェックリスト | タスクの細分化、進捗率の視覚化に便利 | 
| コメント | メンバーとのコミュニケーション手段 | 
| 添付ファイル | 画像・PDF・文書などのファイルを追加 | 
| 通知 | 締切・更新・コメントなどを通知 | 
拡張機能(Power-Ups)
| Power-Up名 | 概要 | 
|---|---|
| Calendar | カレンダー形式でタスクを視覚化 | 
| Timeline | タイムラインビューでプロジェクト全体を把握 | 
| Export for Trello | CSV形式でデータ出力 | 
| Trello Birds Eye | ボードの全体を俯瞰できるビュー機能 | 
| Card Repeater | 定期的に同じタスクを自動生成 | 
Trelloの始め方(使い方ガイド)
- 公式サイト(https://trello.com/)へアクセス
 - 無料アカウントを作成
 - 新しいボードを作成
 - リスト(例:未着手/進行中/完了)を作成
 - カードを追加してタスクを登録
 - 必要に応じて、期限・ラベル・チェックリスト・担当者を設定
 - カードを進捗に応じてドラッグして移動
 
スマートフォンアプリもあるため、外出先でも使い勝手は抜群です。
Trelloの料金プラン

| プラン名 | 月額(1ユーザー) | 特徴 | 
|---|---|---|
| Free | 無料 | 個人・小規模チーム向け。10ボードまで作成可能 | 
| Standard | $5 | 無制限のボード、チェックリストテンプレートなど | 
| Premium | $10 | タイムラインやカレンダーなど高機能ビュー付き | 
| Enterprise | $17.50〜 | 組織管理機能やSAML認証、チームごとのセキュリティ管理 | 
料金について詳しくは、こちらからをご覧ください。
Trelloの活用事例
- マーケティングチーム:キャンペーン進行管理、SNSスケジュールの整理
 - エンジニアチーム:バグ管理、機能リリースの進捗共有
 - 営業チーム:リード管理、商談のフェーズ管理
 - フリーランス:複数クライアントの案件をボードで一括管理
 
まとめ
Trelloは、やるべきことの可視化・整理・共有がワンストップで行える非常に柔軟なツールです。
プロジェクトが増えても、どれがどのフェーズにあるのか、誰が担当しているのかが一目瞭然です。
また、外部サービスとの連携やカスタマイズ性の高さによって、ただの「タスク管理ツール」にとどまらず、「チーム全体の進行管理プラットフォーム」として活用することが可能です。
まずは無料プランから試して、自分やチームに合った使い方を見つけてみましょう。
以上、Trelloについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

