YouTubeをご覧の方なら、一度は「Filmora(フィモーラ)」のCMを目にしたことがあるのではないでしょうか?
個人的な印象では、動画編集ソフトのYouTube広告といえば、FilmoraかAdobe Premiere Proが多いように感じます。
実は筆者も、以前は料理系YouTubeチャンネルを運営しており、その際に使用していた編集ソフトがFilmoraでした
操作が非常にわかりやすく、動画編集初心者でもすぐに使えるという点が魅力でした。
特にショート動画は再生数が伸びやすく、チャンネル登録者も集まりやすかった印象があります。
例えば、スライスしたジャガイモを揚げるだけのシンプルな動画でも、6000回再生・147件の高評価を獲得することができました。
現在はブログの収益化に注力しているため、YouTube活動は引退していますが、最近、親友から結婚式のムービー制作を頼まれたことをきっかけに、再びFilmoraを学び直すことにしました。
そこで今回は、筆者自身の復習も兼ねて、Filmoraの特徴・使い方・料金プラン・他ソフトとの比較・メリット/デメリットなどを解説していきます。
Filmoraとは?基本情報と特徴

Filmora(フィモーラ)は、中国のソフトウェア企業Wondershare(ワンダーシェアー)社が提供している動画編集ソフトです。
Windows・Mac両方に対応しており、直感的な操作性から、特に動画編集初心者に支持されているソフトです。
筆者も使用してみて、「難しい」と感じたことはほとんどなく、楽しく編集ができたという実体験があります。
Filmoraには無料版と有料版がありますが、無料版は編集した動画にウォーターマーク(Filmoraのロゴ)が入る仕様です。
機能面での制限はないため、まずは無料で試してみて、操作性に満足できたら有料版へ移行するのが良いでしょう。
Filmoraの使い方:YouTubeショート動画の作成手順
まずは公式サイトからFilmoraをダウンロードしましょう。
トップページにある「無料ダウンロード」ボタンをクリックすると、インストーラー(例:filmora_setup_fullXXXX.exe
)がPCに保存されます。
※ファイル名はバージョンによって異なるため、ダウンロード時にご確認ください。

インストールは約5分程度で完了します。
もしうまくインストールできない場合は、お使いのOSが対応しているかを確認してみてください。
対応OS(2025年時点)※最新は公式サイトをご確認ください。
- Windows 7〜11(64bit)
- macOS 10.14以降(例:Catalina、Big Sur、Monterey、Sonoma など)

インストール後は、「今すぐ開始」というボタンが表示されますので、すぐにFilmoraを使う場合はクリックしてFilmoraを開いてください。
Filmoraを開くと、プロジェクト作成や使い方のチュートリアルを利用できるようになります。

プロジェクトを作成をクリックすると、動画編集の画面が表示されます。
Filmoraの編集画面は日本語対応していますし、記号などでどこに何の機能があるかが非常に分かりやすくなっています。

操作方法が分からない場合は、分からないことをググるとだいたい解決するくらい操作はかんたんです。
今回は、かんたんにショート動画の作り方を紹介していきます。
ショート動画は、スマートフォンで縦型で撮った60秒未満の動画を使います。

上記の画像の赤枠の個所から縦型動画をアップロードします。
動画を選択してアップロードすると、Filmoraに動画が取り込まれます。

アップロードした動画を右クリックして挿入をクリックすると、Filmoraの編集スペースに移せます。
縦型動画のままで動画を作成したいので、動画の形を変更するポップアップが出てきますがメディアに一致を選択してください。
画像や音楽も同じように挿入することができます。

動画の不要な部分をカットしたり、効果音を入れたりするとあっという間にショート動画が完成します。
ショート動画が完成したらエクスポートをクリックすると、mp4などのファイルをPCに抽出することができます。

YouTubeにアップロードする場合は、必ずmp4形式でエクスポートしてください。
mp4形式は、TikTokでもアップロードが可能です。
Filmoraの公式YouTubeにも操作の説明がありますので、行き詰った時は参考にしてみてください。
参考サイト
YouTubeチャンネル Wondershare Filmora 動画編集
Filmoraのプラン
Filmoraのプランは、個人、法人・商用向け、学生の3パターンがあります。
YouTube動画で収益を上げるのが目的であったり動画編集を仕事にしようと思う方は、法人・商用向けのプランを選択する必要があります。
※個人プランと学生プランは、商用利用ができないためお気をつけください。
Filmoraの個人プラン
はじめに個人プランについて、説明していきます。
個人プランは3種類あり、1年間のプランまたは永続ライセンスのプランになります。

私的な目的の個人利用でしたら、永続ライセンスがおすすめです。
1年間のプランと比較すると2000円しか変わらないのにも拘わらず、生涯ずっと使うことができるためです。
のちのちFilmoraの料金が上がる可能性もあるため、個人のプランから選択するならば永続ライセンスが1番メリットが大きいと思います。
Filmoraの法人・商用向けプラン

次は、法人・商用向けのプランについてです。
サブスクリプションのプランが2つと永続ライセンスの3パターンになります。
YouTubeやビジネスでの利用は、この商用プランから選ぶ必要があります。
YouTubeを本格的に運営していくのであれば、永続ライセンスを購入しても問題ないと思います。
YouTubeを運営しなくなってもFilmoraを一生ビジネスで使えるメリットが大きいので、永続ライセンスが非常におすすめです。
Filmoraの学生プラン

Filmoraは、学生プランも用意されていて個人プランよりも2000円ほど安くなっています。
学校の授業で動画を編集する必要が出てきた場合は、検討してみても良いと思います。
Filmoraを使ってみた感想 Adobeとの比較
AdobePremiere Proの料金は、月額で3,280 円/月 (税込)です。
Filmoraと比べると、どうしても割高になってきます。
AdobePremiere Proを調べてみますと、ネットでは凝った編集ができる中級者から上級者向けの動画編集ソフトという評判でした。
Premiere Proを独学で勉強することは難しく、オンラインスクールのサービスが数多くあるほどです。
- Filmoraは、初心者~中級者向けですぐに使うことができる。
- AdobePremiere Proは、中級者~上級者向けで勉強しなければ使いこなすことができない。
といった意見が数多くありました。
YouTubeを手軽に始める場合や自身の趣味で動画を作成するには、Filmora。
動画編集を本業にしたい方や本格的にYouTubeを運営したい方は、AdobePremiere Pro。
といっても問題ないという結論になりました。
人によって合う合わないがあることなので、あくまで1つの目安と考えて頂けたらと思います。
とりあえず動画編集で仕事をしたいので、なにか動画作成のソフトがほしいということでしたらFilmoraをおすすめします。
Filmoraのメリット・デメリット
Filmoraの1番のメリットは、コストの安さと使いやすさだと思います。
AdobePremiere Proは、買い切りタイプがないため必ずランニングコストがかかってしまいます。
かんたんに動画を加工できるエフェクトの多さもFilmoraの強みだと考えています。

筆者が使っていてデメリットは感じませんでしたが、ネットのリサーチの情報を見るとAdobeと比較した場合はクオリティに差が出やすいという意見が多くありました。
操作性がかんたんというメリットの裏にある誰が作ってもある程度の品質のクオリティになるため、差別化できるほどのクオリティを生み出しにくいという側面もあります。
動画編集をどの程度のレベルで行うかをしっかり考えてからFilmoraを購入すれば、デメリットは無いと筆者は考えます。
まとめ
Filmoraを勉強しなおしてみると、コストパーフォーマンスや操作性の観点からYouTubeのショート動画やTikTokと相性が良いように思いました。
ショート動画は、そこまで編集を凝らずともそれなりのクオリティの動画を作りやすいので、初めてYouTubeをするときにも良いと考えました。
YouTubeショートの収益化も始まったことと、Filmoraのコストパフォーマンスの良さで動画編集初心者の方もYouTubeショートとTikTokに参入しやくなったと思います。
Filmoraを上手く使えば、これからのショート動画の流行に乗り遅れずに済みそうです。
またFilmoraを調べてみると、公式サイトに動画編集ソフトについての記事がありました。
興味のある方は、ぜひ記事も読んでみてください。
動画編集のソフト選びで悩まている方は、ぜひFilmoraを試してみてください。
以上、Filmoraについての解説でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。