YouTube運営をしていると、動画の内容やサムネイルだけでなく、コメント欄の活用も非常に重要な要素であることに気づく方も多いのではないでしょうか。
この記事では、YouTubeのコメントに関する基本的な知識から、運用者が使える管理機能、さらには検索順位(VSEO)への影響についてまで、筆者の視点からわかりやすく解説します。
興味のある方は、ぜひ参考として気軽にお読みください。
YouTubeの動画は3種類
YouTubeの動画は、プライバシー設定の違いにより「公開動画」「限定公開動画」「非公開動画」の3つに分けられます。
プライバシー設定は、動画を公開する人が動画ごとに設定を決めることができます。
なので、動画を公開するといっても動画によって見る人の範囲を自分の好きなように設定することができます。

コメントができるのは、公開動画と限定公開動画です。
残念ながら、現時点では非公開動画にコメントすることはできません。
また、コメントの許可をする設定が許可されている場合において視聴者はコメントを投稿することができます。

上記の画像は、PCでサボりごはんチャンネルの公開動画のページを開いています。
「コメントする…」という所からコメントを投稿することができます。
投稿したコメントにはいいねやバッド、コメントに対して返信することができます。
投稿したコメントは、コメントの右側のメニューアイコンから編集、または削除することができるので気軽に変更することができます。
削除したコメントはいいね数やバッド数、コメントに対しての返信などもすべて消えてしまうのでコメントを消しても良いか慎重にご判断ください。
動画投稿者が利用できるコメント管理機能
動画名:YouTube のコメント: 返信、フィルタ、管理
動画を公開したクリエイターには、コメントに対して以下のような管理・運用機能が提供されています。
- コメントに返信をする
- 好印象のコメントにハートマークを付ける
- コメントを一番上に固定する
- 不適切な内容を削除・報告・非表示にする
これらの機能は、コメント欄を「ファンとの交流の場」として活用したい場合に非常に役立ちます。
たとえば、人気YouTuberのカジサックさんは、1日に3〜5時間もかけてコメントに返信していると公言しています。
これほどまでにコメント対応に力を入れていることからも、コメント欄がファンとの大切な接点であることが伺えます。
とはいえ、コメント対応にかけられる時間や労力は人それぞれですので、自分のスタイルに合った対応方針を見つけることが重要です。
YouTubeのコメントの書式を変更するやり方
下記の動画はYouTubeヘルプチャンネルからコメントの書式の変更についての説明の動画です。
YouTubeヘルプチャンネルはYouTubeの使い方について動画を数多く公開しているので、YouTubeで何か分からないことがあれば調べてみるとだいたいは解決できます。
動画名:コメントを書式設定する
YouTubeのコメント文字は、太字・斜体・訂正線・URLの4種類に変更することができます。
下記の画像では、実際に上記の4種類の変換ができる機能を順番に文字で表してみました。

太字にしたい場合は文字を(*)半角のアスタリスクで囲み、斜体にしたい場合は(_)アンダーバーで囲み、訂正線を入れたい場合は(-)長音符で囲むと文字を変換することができます。
URLはそのままコメント欄にURLを貼りつけると、リンクに変換されます。
まだあまり知られていない機能ですので、コメントを投稿する際はこの機能を使うとコメントを目立たせることができます。
コメントは検索順位に影響するのか?
YouTubeのアルゴリズムは明確にすべての要素を公開していませんが、コメント数やエンゲージメントが高い動画ほど評価されやすい傾向があることは、各種データからも示唆されています。
つまり、コメントそのものが直接検索順位に影響するわけではありませんが、以下のような「間接的な影響」は期待できます。
- コメント数が多い=視聴者の関心が高いと判断され、動画の評価が上がる
- コメント内に含まれるキーワードが、動画内容との関連性を強調し、YouTubeの文脈理解を助ける
- コメント欄でのやりとりが、視聴時間やチャンネル登録と連動して、総合的なエンゲージメントスコアに影響
こうした点からも、積極的にコメントを活用し、視聴者とのコミュニケーションを図ることが長期的なVSEO対策として有効といえるでしょう。
まとめ
今回は、YouTubeのコメント機能に関する基本的な使い方から、投稿者の管理機能、さらには検索順位への影響までをご紹介しました。
YouTubeは動画コンテンツの魅力だけでなく、「コメントを通じた交流」がファンとの信頼関係構築においても非常に大きな役割を担っています。
「コメント返信は手間だ」と感じる方もいるかもしれませんが、運営者の姿勢が視聴者に伝わるポイントでもあります。
ぜひ自分なりのコメント運用スタイルを確立し、より魅力的なチャンネルづくりに役立ててください。
YouTubeのメイン記事は、下記からご覧ください。
関連記事
以上、YouTubeのコメントについてのご説明でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。