YouTubeやX(旧Twitter)では、「半年でチャンネル登録1000人達成!」といった成功談をよく見かけますよね。
でも、実際にはそんなにうまくいかない人もたくさんいるはずです。
この記事では、筆者自身が1年以上かけてYouTube登録者200人を達成したリアルな体験をもとに、苦労した点や伸び悩んだ原因、そして気づいたことをまとめていきます。
料理チャンネルを始めようとしている方、YouTubeで伸び悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
サボって作る料理チャンネル
筆者が運営していたYouTubeチャンネルは、「サボりごはんチャンネル」という名前で、手間をかけずに作れる料理をテーマにした動画を投稿していました。
- 顔出しなし
- おしゃれすぎない映像
- 家庭で簡単に作れるメニュー中心
「頑張らないこと」がコンセプトではあったのですが、YouTubeを甘く見すぎていました。
特に顔出しをしていない点や動画のクオリティが低いことが、視聴者の興味を惹きづらかった要因だと振り返っています。
YouTubeチャンネルの現状データ公開
ここからは、実際の数字をもとにチャンネルの状況を紹介します。
- 動画本数:50本
- 総再生時間:409時間(収益化に必要な4,000時間の約1/10)
- 登録者数:200人(1年以上かけて達成)
- 一番再生された動画:
【炊飯器でローストビーフ】ミシュラン店のテクニックで超簡単に作れる♫ポンテベッキオの紙巻き焼きで低温調理とスパイスでランクアップ
→ 再生回数:約15,000回
- 再生数1,000回超えの動画数:8本
このように、一部の動画はヒットしましたが、チャンネル全体としてはゆっくりと成長していく形でした。
チャンネルが伸び悩んだ理由を自己分析してみた
顔出しなし・ビジュアルの地味さ
料理系チャンネルは、料理そのものの見た目や、作り手の個性・雰囲気が大事になることが多いです。
その点、私のチャンネルは地味すぎて魅力に欠けていました。
撮影・編集のクオリティ不足
初期はスマホと簡易な編集で済ませていたため、全体的にプロっぽさに欠けていた印象です。
YouTubeは映像の第一印象が非常に重要なので、この点も課題でした。
料理ジャンルの伸びにくさ
リサーチして気づいたのですが、料理ジャンルは競合が多く、特に個人のチャンネルは差別化が難しいです。
料理ジャンルで伸ばすには、アイデアの斬新さや映像の魅せ方、コンセプトメインキングなどが求められます。
それでも200人登録までいけた理由
唯一ポジティブな要因として挙げられるのは、VSEO(YouTube内SEO)をある程度意識していたことです。
SEO対策の知識があったので、動画タイトルや説明文、タグの付け方などを工夫していました。
その結果、
- YouTube検索からの流入
- 関連動画からの視聴
といった経路で地道に再生回数を増やしていけたのだと思います。
チャンネル登録者数が増えてくると、YouTube内での露出も増えていくので、「見られる→登録→また見られる」というポジティブループに入る可能性もあります。
とはいえ、現実的にはこのループに入れず上手くいきませんでした。
今後YouTubeを始める方へ
これからYouTubeを始めようとしている方に向けて、筆者の体験から得られた教訓をまとめます。
- 特別なスキルか感性がないと難しい
- VSEOやサムネイル、タイトル設計の知識が必要
- 動画のクオリティと投稿頻度の両立が重要
- 短期では結果が出ないことが多い
つまり、「とりあえず始めればなんとかなる」時代ではなくなっているというのが率直な印象です。
今では戦略を持ってYouTube運営を行わなければ、視聴者に興味を持ってもらえないと考えています。
今後の方針(※チャンネルは現在休止中)
「サボりごはんチャンネル」は現在休止中ですが、もしYouTubeを再開するなら以下の方針で改善を図りたいと思っています。
- 撮影機材・編集方法の見直し
- 一定のペースで動画を公開する体制づくり
- 事前撮影による動画ストックの確保
撮影できるときにまとめ撮りするスタイルが今後は重要だと感じました。
以上、YouTube登録者200人を達成した時のことについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。